変動金利、いつ上がる?
こんにちは。 墨田区の不動産売却ならソリューションへおまかせ。 古屋です。 長期金利があがってきているので、 固定金利の上昇がニュースになっていますね。 今回の記事は変動金利はいつ上がるのか、 上がったらどうすればいいのか、 について解説いたします。
変動金利はいつあがる?
変動金利はどうきまる?
固定金利は10年国債を基準として決めています。 最近になって、この10年国債の許容変動幅の上限を 0.25%から0.5%にあげるという発表がされましたね。 この影響で住宅ローンの固定金利が上昇しています。
去年の12月に0.257%だったものが、 いま1月現在0.509%まで上昇しています。 これをうけ、フラット35も3か月連続で上昇しています。(2023年1月現在)
一方で
変動金利は「短期プライムレート」を基準として決まります。
※短期プライムレートとは、銀行が最優良の企業に貸し出す際の優遇貸出金利のうち、
1年以内の短期貸し出しの金利のことをいいます。
この短期プライムレートは、2009年から変わっていません。
https://www.boj.or.jp/statistics/dl/loan/prime/prime.htm
参照:日本銀行 長・短期プライムレート(主要行)の推移 2001年以降
変動金利は半年ごとに決定されるという特徴がありますので、
いますぐ上がるということはありませんが、
今後どうなるのか不安に思っている方は多いと思います。
変動金利が上がってたら固定に乗り換えと考える方もいますが、
残念ながら変動金利が上がっているなら先に固定金利が上がっています。
変動金利があがっても、
5年ルールや125%ルールがあるから利用者は守られるんじゃないの?
と思われるかもしれませんが、
こちらの2つのルールはそんなに優しいルールではありません。
5年ルール、125%ルールは意味がない?
5年ルールとは
変動金利が上昇したとしても、5年間は毎月の返済額が変わらない。
金利が上がっても家計への影響が抑えられるようにと作られたルール
125%ルールとは
5年経過後の返済額上限は前の125%まで
5年ルールで返済額が変わらなかっとしても、
5年後に金利が高いままでしたら一気に返済額が上がってしまいます。
それだと返済が大変なので、以前の返済額から125%までしか
あげてはいけないというルールです。
返済額が10万円でしたら、125%の12万5千円が上限となります。
一見、優しいルールに見えるのですが、
金利が上がっても返済額が同じということは、
返済額に占める元金の割合が減って、金利が増えるということです。
つまり借入が減っていかない恐れがあるということです。
払いきれていない元金は基本、最後に一括返済となります。
変動金利はあがるのか?
これまでの短期プライムレートの推移を考えてみると、 金利に影響がありそうな、サブプライムローンの問題や東日本大震災、 コロナなど様々なことがありましたが、ほとんど変わりませんでした。
だからこれからも変わらないという保証はありません。 今の金利水準は間違いなく一番低く、下がる余地はありません。
変動金利は短期プライムレートを基準としていますので、 短期プライムレートが上がれば変動金利も上がることになります。
短期プライムレートは銀行が企業に貸し出すときの金利です。
一般的に、金利は景気によって決まるので、デフレで景気が悪く、 人々が消費を抑えようとしているときは金利が下がります。 金利が下がることでお金を借りやすくすることで消費を増やそうとする政策です。 日銀が金融緩和を続けているのもこのためです。
では、景気が良いとどうなるかというと、逆になります。 好景気になると物がどんどん売れます。 需要が供給を上回るとインフレになって物の値段がどんどん上がります。 それを抑制するために金利をあげます。 金利をあげてお金を借りにくくすることで消費を抑えようという政策です。 いまの日本ですぐに景気が良くなって、みんなが消費を増やして、 供給が足りないぐらい物が売れるというのは想像しにくいですよね。 なので、変動金利がいますぐ上がるということはないと予想できます。 だから変動金利でいいんだ。 と安易には考えられません。
変動金利が上がったら?
住宅ローンという名前で分かりにくくなってますが、 これも借金です。借金にはリスクがあります。 金利というリスクです。 このリスクがあなたにとって高いのか低いのかで ・固定で借りるのか ・変動で借りるのか ・それとも借りないのか を決める必要があります。 固定金利は、金利が高くなるリスクを銀行が負います。 一方、変動金利は金利上昇リスクは借主が負います。 変動金利を選択するなら、どこかで金利が上がってもいいような対策をしておく必要があります。 その対策とは、 ・貯金をしておく ・年収をあげる ・借入額を少なくする 金利が上昇してこのまま借りていては月々の支払いが難しくなるなら、 一部でも一括返済をして月々の返済額を少なくする方法があります。 また、年収が高ければ支払い額が増えても対応することが可能ですね。 そして、最初に借入する額を少なくしておくと月々の返済額は少なくすみます。 住宅ローンにもリスクはありますので、 借入する前、借入した後も情報収集をする必要がありますので、 分からないことは聞いてくださいね。
墨田区不動産売却相談センター
住所:東京都墨田区両国4-33-12‐501
電話番号:03-3631-3756
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