金利上昇?これからの住宅ローンはどうなるのか
こんにちは。
古屋です。
日銀が10年物国債利回りの上限を0.25%から
0.5%程度に拡大すると発表しました。
この影響で日経平均株価が急落しましたね。
まだ利上げをしたわけではないのですが、
実質的な利上げと判断されてしまったのが原因だと考えられます。
あなたがこれから住宅ローンを借りようとしている、
またはもうすでに借り入れをしているならぜひ参考にしてください。
今後住宅ローンの金利はどうなってしまうのか考えてみました。
住宅ローンは今後どうなるのか
住宅ローン金利はどうやってきまるのか
住宅ローンには大きく分けて2つの種類があります。
・固定金利
・変動金利
固定金利は、一定期間最初に決めた金利で支払を続けるものです。
35年固定ローン(フラット35)がメジャーな商品です。
変動金利は年に2回見直しがされて金利が変更されていく商品です。
ご存じの通り、いまは史上最大の金融緩和が行われていますので、
金利は最低水準です。
固定金利で1.1~1.4%(2022年12月)
変動金利で0.2~0.4%(2022年12月)
バブルの時代には住宅ローンは7%代は当たり前だと聞いてもピンときませんね。
変動金利比べると桁が変わりますから。
ちなみに、5000万円を35年で借りた場合、金利が1%と7%で
以下のような違いがでてきます。
1% 月々の返済額141,142円 総返済額59,279,814円
7% 月々の返済額319,428円 総返済額134,159,174円
この金額差をみると、金利のすごさを感じますね。
固定金利と変動金利はどうやって決まるのか?
固定金利は「10年国債の利回り」を基準として決まります。
一方、変動金利は「短期プライムレート」を基準にします。
※短期プライムレートとは、銀行が最優良の企業に貸し出す際の優遇貸出金利のうち、1年以内の短期貸し出しの金利のことをいいます。
今回、日銀が発表したのは、10年国債の利回りの上限を上げるというものなので、
直接影響があるのは、固定金利となります。
2023年の1月から35年固定のフラット35が0.2%上昇すると予想している会社もありますから、固定金利に即影響してくるということが分かります。
既に住宅ローンを借りている人はどうしたらいいか
既に住宅ローンを借りているのなら、
今すぐの影響はないと考えられます。
ただ、今すぐ影響はないだけなので、のほほんとしていていい
というわけではありません。
固定金利を選択している場合は、今現在の金利と比べてそこまで高くないのでしたら、そのまま払い続けるで問題はありません。
10年固定と変動金利を利用している場合は注意が必要です。
変動金利は固定金利よりも変わるスピードは遅いため、
変動金利が上がったら固定金利に借り換えすればいいやと考えていると、
いざ借り換えと思っても固定金利も上昇しているので、
本当に借り換えでいいのかどうか迷うことになります。
変動金利や10年固定金利を選択してる場合は、
将来に金利が上昇しても返済ができるだけの余裕を持つことをお勧めします。
つまり、金利上昇に備えた現金が必要になってきます。
これから住宅ローンを借りるなら固定?変動?
これから住宅ローンを借りようとするのなら、
変動金利と固定金利、どちらを選択すればいいのでしょうか?
どちらを選択したほうが有利!
という答えは残念ながらありません。
結論は、人によって異なります。
変動金利に向いている人と固定金利に向いている人で分けることができます。
変動金利に向いている人
・金利が上がっても耐えられるだけの返済能力がある
・現金を多めに持っている
固定金利に向いている人
・5年後、10年後に出費が増える可能性がある人(お子さんの成長にあわせて)
・出費を固定して予測を立てたいと思う人
住宅ローンを借りるときのリスクのとらえ方で分けることもできます。
将来の金利上昇のリスクを
銀行が負うのが固定金利で、
借り手が負うのが変動金利です。
住宅ローンの金利上昇リスクを、あなたがどれだけ許容できるのか?
これも判断基準の一つになります。
今の金利が最低水準と言えますので、
今後金利は上昇していくと考えられます。
人それぞれ環境が違うので、
住宅ローンを組んでいて借り換えをしようとしている、
またはこれから住宅ローンを組もうと考えているなら、
まずは相談してくださいね。
墨田区不動産売却相談センター
住所:東京都墨田区両国4-33-12‐501
電話番号:03-3631-3756
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