頭金は何割が正解なのか

query_builder 2022/10/02
住み替え住宅ローン
頭金

動画での解説はこちら↓


頭金は2割用意しなさい。

こんなことを聞いたことがあるかもしれません。


なぜ2割なのか?

これはバブル期の住宅ローンの名残です。


かつて、住宅金融公庫の融資枠は物件価格の8割まででした。

そのため、頭金として物件価格の2割を用意しないと物件が買えませんでした。


今は違います。

チラシでもよく見かけますが、頭金0円でも物件の購入は出来ます。


低金利時代において、個人の信用力を最大限発揮するため


・より低い金利で

・より長期間

・より多く


お金を借りるのが有利となります。


バブルの頃(80年代後半から90年代初頭)の住宅ローンの金利は最大で8%でした。

いまは変動金利なら1%を切ります。


頭金を払うことなく、フルローンで住宅を購入するのには賛成です。

しかし、自己資金が0でいいとは思っていません。

頭金は0でもいいとして、購入金額の2割の現金は用意したほうがいいです。


理由としては以下の3つです。


頭金は0で正解でも自己資金は必要

諸費用がかかる

まず、1つ目の理由として諸費用の問題があります。


住宅を購入するためには、


新築なら3~5%

中古なら6~8%

の諸費用がかかってきます。


諸費用とは、住宅購入の際にかかるお金です。


・登記費用(登録免許税、司法書士報酬)

・不動産取得税

・印紙税

・融資手数料

・保証料

・火災保険

・団体信用生命保険料

・固定資産税清算

・仲介手数料(中古ならほぼ必要な経費です)


中古で5,000万円の物件を買う場合、

諸費用として約350万円かかってきます。


突然、現金が必要になることがある

2つ目の理由としては、現金が必要になることがあります。


例えば、

・住宅を売らなければならなくなった

・病気で半年間働けなくなった


などが考えられます。


住宅を売るときに、経済情勢にもよりますが、残債より高く売れないこともあります。

その場合、売買金額とは別に自己負担で銀行に返済する必要があります。

この時に現金がないと、住宅の売却が出来ません。


最初の購入金額の1割を残しておけば、いざというときに対処できます。


また、働けなくなった時でも現金があれば次の行動をするためにお金が使えますし、

月々の住宅ローン返済にあてることも可能です。


理想として半年分の生活費は別で確保しておいた方が良いですね。


・1割は諸費用

・1割は保険としての現金

・生活費半年分

これぐらいの現金があると安心できます。


自信がつく

最後、3つ目の理由は自信がつくことです。


この自信はかなり大事です。

自分に自信がある人は仕事もできるし、人生楽しそうです。


実際には頭金としてはいれなくても、

頭金として2割を貯金することが出来た。


ためるだけの家計管理能力があることが分かり自信がつきます。


家計管理能力がある人で住宅ローン破綻する人はそうはいないでしょう。


まとめ

まとめとして、

住宅購入のために頭金はいくら用意するべきか?


答えは購入金額の2割です。


1割(実際には1割もかかりません)は諸費用にあてて、

もう1割は現金でとっておきましょう。


もちろん1割を頭金として支払っても問題はありません。

2割ためるだけの家計管理能力があればまたためることも可能です。

その分、月々の支払いが減ります。


頭金を入れる際には、少なくとも半年分の生活費を貯金しておくことをおすすめします。


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